【仕組みを整えよう】お子さんの忘れ物が減る方法
こんにちは 熊本の整理収納アドバイザー ユミです。
うちの子、毎日、忘れ物が多くて困っちゃう
どうすれば、忘れ物がなくなるのかしら?
とお子さんの忘れ物のことでお悩みではないですか?
毎日、忘れ物をしないように言っているのに
先生も気に掛けて、注意してくれているけど、なぜか忘れてしまう。
どうしてうちの子、出来ないのかしら?
私のしつけが足りないの?
いいえ、違います。
誰のせいでもないんです。
片付けや準備がしやすい仕組みが、整っていないことが原因なのです。
お子さんに合った、片付けや準備がしやすい仕組みを作ってあげれば、忘れ物は減っていきますので安心してください!
だから、
お子さんやご自身を責めるのは、もうやめにしましょう😄
もくじ
仕組みがあれば、2歳児さんも片付けられる
まだ小さいお子さんが家では全然片付けられないけど、
保育参観に行くと上手に片付けられる姿を見てびっくりすることがありませんか?
それは
保育園や幼稚園では、先生たちが片付けやすい仕組みを作ってあげているから、みんな片付けることが出来るんです。
大人の方でも、家では片付けられなくて悩んでいるけど、職場では問題なく片付けることができる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな職場は、きっと整理や収納のルールや仕組みがきちんと出来上がっているのだと思います。
同じように、ご家庭でも仕組みを作れば、忘れ物で悩むことはなくなります。
忘れ物が多い家の共通点
忘れ物が多くてお悩みのお宅には共通点があります。
・モノが多い
・お子さんだけでなくて、大人も探しものや忘れ物が多い
・置き場所が決まっていない
・ルールがない
学校のモノが、あちこちに置かれていたり、他のモノと混ざりそうな場所に無造作に置かれています。
例えば、宿題のプリントをランドセルに入れる前に、近くのチェストの上に一旦おいたとします。
この時、モノが少ない部屋ですと、宿題のプリントが目立ちすぐ見つけることが出来ます。
しかし、モノがあふれている部屋の場合、部屋の風景に混ざり馴染み、プリントの存在が消されてしまうのです。
見つかるとしても、労力を要します。
また、学校から保護者様へのプリントなども帰ったら、すぐに渡して欲しいものですが、いつ、どこに置くのかなどのルールや置き場所が決まっていないことが多いようです。
そのため、渡しそびれてしまったり、お子さんが出してくれているのに、気づいてあげられなかったり、プリントの上にモノが積み重ねられて、どこにあるか分からなくなってしまいます。
このように、忘れ物はお子様個人の問題ではなく、仕組みとルールがないから起こることなんです。
仕組みができると、お子さんもお母さんも楽になる
最初に仕組みを作るのが、面倒に感じるかもしれませんが、
仕組みが整ってしまえば、お母さんはとっても楽になります。
なぜなら、子供さんが自分で学校の準備が出来るようになるからです。
子供さんも、自信がつき自己肯定感が上がって自分をもっと好きになれます。
また、子供のうちに、整理と収納を習得できると大人になってからも自分を助けますので、本当に幸せだと思います。
仕組みが出来ると、怒ることも減り、とても良い親子関係も築くことが出来ます。
仕組みを作ろう
仕組み作りのポイントは
・一箇所にまとめる、置き場所を決める
・ルールを作る
・声掛けをする
・スケジュール、チェックシートを作る
一箇所にまとめる
子供さんが学校で使うものを、一箇所にまとめましょう。
どこに何を収納するのか、置き場所も決めましょう。
まとめるもの
●ランドセル
●教科書
●ノート
●テキスト
●宿題などプリント類
●時間割
●筆記用具
●名札
◎体操服
◎体操服入れ
◎タオル
◎ハンカチ、ティッシュ
◎の体操服類は、収納スペースが足りない時は、他の場所(タンス、クローゼット)へ入れてもいいです。
整理収納サポート お客様宅 一例
(お客様はモニター様です。お写真掲載の許可を頂いております。無断転載はお断りいたします)
【整理収納サポート実例】自分で片付けが出来るようになれる!子供部屋作り
Beforeでは、子ども部屋の机はあまり使われず、ダイニングやリビングなどいろんな場所に置かれていたため、忘れものや探しものが多く大変そうでした。
Afterのように、1箇所で宿題も準備も完結できるため、準備も簡単です。
整理収納サポート お客様宅 一例
(お客様はモニター様です。お写真掲載の許可を頂いております。無断転載はお断りいたします)
【整理収納サポート実例】勉強に集中できて楽しく遊べる子供部屋作り♪
こちらは、元々2階に子ども部屋がありましたが、1階の和室を子ども部屋に変更しました。
カラーボックスを重ねて、学校の準備ができるコーナーを作りました。
また、和室の押入れをクローゼットとして利用することに。
引き出しの中に体操服などを収納しました。
この部屋で全部できるためお子さんも進んで自分で着替えや準備、洗濯物の片付けなどをしてくれるとお母さんも喜ばれていました。
子供部屋がなくても大丈夫、準備コーナーを作りましょう
子ども部屋や、学習机が、なくても大丈夫です!!
リビングで学習や準備をされるご家庭も多いと思います。
その場合は、リビングの一角に時間割や準備ができるコーナーを作ってあげるのがおすすめ。
先程の、お客様のようにカラーボックスを使うのが一番オススメです。
カラーボックスは、身長に合わせて、立てて使ったり、寝かせて使ってリ出来ますし、2つ重ねるなどアレンジがしやすい点が気に入っています。
ランドセルラックとして、コンパクトで使いやすそうな商品もたくさんあります。
参考までに載せておきます。
楽天市場より
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こんなタイプもおすすめ
こちらは、山崎実業さんのtowerのフックです。
お手持ちのカラーボックスに取り付けることが出来ます。
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リビングに、ランドセルを置くスペースがない場合は、玄関にコーナーを作られるといいです。
玄関にカラボなどを置いてもいいですし、下駄箱の扉にフックつけてもいいですね。
便利な商品がありますね↓
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お子さんにとって、使い勝手が良い高さ、簡単さなどを考慮して決めて下さい。
ルールを決める
帰ったらすることは何があるか?
いつ何をするのか?
お子さんと話してみましょう
学校から帰ってすることは
手洗い、うがい、着替え、おやつなどの他に
・保護者へのお手紙などを出す
・明日、必要なものなどがあれば伝える
・宿題をする
・時間割をする
・プリントなどを整理する
などいろいろあると思います。
保護者へのお手紙などを出す
保護者へのお手紙などがあったら、出してもらいましょう。
手渡ししてもらうのがベストですが、夕方は料理中で手が離せないことも多いかと思いますので、置き場所を決めておきましょう。
そして、必ずその日のうちに目を通すというルールにしましょう。
どこに置くのか、場所を決めましょう。
トレイなどを使うと分かりやすく、他のものに紛れることもないのでおすすめです。
楽天市場より
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トレイは、100円ショップにも色々あります。
明日、必要なものなどがあれば伝える
翌朝、登校する時間になって、
お子さんから
『今日、お菓子の空き箱持って来るように言われてた!』
『今日、絵の具セットがいるから出して』
『今日の体育は、水泳』
『今日、お弁当がいるんだった』
って言われて
『えー!! なんで今言うかなー????』
『どうして、夜に言わないの?』
『もう、時間なーい!!』
なんてこと・・・ありますよね。
朝から、焦ったりイライラしたり、怒られたりすると、親子ともに一日中調子が悪くなります。
どうして、いつも朝から言うんだろうと腹が立つかもしれませんが
実は、お子さんが忙しそうなお母さんのことを気遣って、
『後で言おう!』と思い、そのまま言いそびれてしまうということもあると思います。
だから
帰宅したらいつ伝えるのか。
タイミングを決めておきましょう。
なにかしている時に、『〇〇が必要』と言われても、親が聞き流してしまったり、忘れてしまうこともあります。
そんなことが、続く場合の対策ですが
聞いたらすぐに、手を止めてメモをとりましょう。
なんていうのは、理想ですが現実は難しいー!!(私も出来なかった~)
夕方は忙しく、特に料理中などは手が離せないことのほうが多いですね。
そこで、そんな時は、お子さんにお願いしてホワイトボードに書いてもらいましょう。
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私も、『願いが叶うホワイトボード』(笑)と名付け、活用していました。
お子さんも自分で書くことで、忘れなくなる効果もありますので一石二鳥です。
100円ショップなどにも、多数あります。
マグネットタイプは、冷蔵庫などに貼ることも出来て便利です。
宿題をする
宿題はいつするのか、決めましょう。
例えば
・帰ったらすぐする
・おやつを食べたら、始める など
話をして、お子さんに決めてもらうといいですね。
自分で決めたことなので、進んでやってくれるようになります。
宿題が終わったら、速攻でランドセルに入れるようにしましょう。
忘れたり、他のものに紛れて失くなることがゼロになります。
時間割をする
宿題をランドセルに入れる流れで、時間割まで済ませてしまいましょう。
時間割は、すぐ確認できるように壁や棚に貼ったり、バインダーに挟んでおきましょう。
時間割をラクに簡単にするためにも、教科書類、文具類などを1箇所にまとめて収納できるといいですね。
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プリントなどを整理する
持ち帰ってきた、プリントを整理します
使用頻度に合わせて、保管の仕方を考えましょう。
1 頻繁に使う、見返す
2 ほぼ見返すことはないけど、一応とっておきたいモノ
3 行事などが終わったら、不要になるもの
4 賞状・通知表・思い出、記念にとっておくモノ
1 頻繁に使う・見かえす
時間割、年間行事、学校の規則、公式、持っていくモノ一覧など
何度も見返すものなどは、
ポケットファイル(クリアーファイルとも呼ぶ)を使うと破れることもなく見やすいです。
キングジム シンプリーズ クリアーファイル A4 タテ型 ポケット40枚(136SPW)【KING JIM File ポケット クリアーポケット ファイル】
インデックスで見出しをつけると、探しやすくなります。
ただ、ポケットファイルのデメリットは、不要になって捨てる時に、ポケットから、1つ1つ取り出さなくては行けない点は、手間が掛かり面倒です。
ポケットファイルは、頻繁に見るもの、きれいに保管したいもの、長期に渡り使うものに使うのがおすすめです。
時間割に関しては、毎日使いますし、毎週替わることが多いと思いますので
簡単でさっと見れるのが一番です。
壁や棚に貼ったり、机のカバーに挟んだりするか
クリアーホルダー(クリアファイルとも呼ばれる)や
バインダーなどに挟むだけで充分です。
2 ほぼ見返すことはないけど、一旦とっておきたいモノ
ほぼ見返さない、終わった宿題やテストの答案用紙などは、丁寧なファイリングは不要です。
持ち帰ったら、一旦クリアーホルダーに挟んでおくだけで良いです。
クリアーホルダー(クリアファイルとも呼ばれる)
クリアーホルダーに入れるのが、面倒なタイプのお子さんでしたら、紙袋や空き箱に投げ込み式がおすすめです。
お子さんの性格や好みに合わせてください。
学期末にまとめて整理をしましょう。
今後、全く不要であれば、捨てましょう。
99%見返さないけど、一応取っておきたい場合は、封筒などに入れて厚みをコンパクトにして、取り出しにくい場所へ収納してください。
使いやすい場所を占領しないように注意しましょう。
封筒には、【○年○学期プリント 一応保管】など何が入っているかを大きく記入しておくと必要な時に中を確認しなくても、分かります。
きちんと保管しておきたいものは、バインダーなどに綴じます。
2リングタイプは、必要な箇所に挟んだり、抜いたりするのが簡単です。
不要になり、書類を捨てる時も、一気に取り外せるのでおすすめです。
3 行事などが終わったら、不要になるもの
これらは、期間限定ですので、
クリアホルダーにはさみ、付箋に大きく見出しをつけて机や本棚に立てるか、壁などに貼るか
バインダーに挟んで、吊るすのがおすすめです。
4 賞状・通知表・思い出、記念にとっておくモノ
大事な書類は、ポケットファイルがおすすめです。
・賞状・検定合格証
・通知表
・絵などの作品
・書道
などは、それぞれ1冊ずつ作ると、後で見返す時便利です。
お子さんごとに、作られるのがおすすめです。
特に、高学年から中高生になると、検定試験の合格証書なども増えてきますので
一人ひとりまとめておくと、受験や履歴書を書く際などにあちこち探さなくて良いので助かります。
賞状も例えば、皆勤賞や虫歯ゼロ、縄跳び2位、絵画コンクール佳作などなんでも、ファイルにまとめておくと、思春期など不安になった時に見返しと自分にもこんな得意なことがあったんだと、思い出せて前向きな気持になれたりします。
親子で思い出として見返すのも楽しいものです。
絵などの作品も、100円ショップにもA4~A3までポケットファイルが揃っていますので、まとめておくと汚れることもないので安心です。
スケジュール、やることリスト、チェックシートを作る
このようにお子さんと一緒に決めたら、紙に書き出してみると、家族で共有しやすく忘れません。
紙に書き出すのは
やることリストとスケジュール
まず、やることを書き出してみます。
それを元に、帰宅して、寝るまでに、いつ何をするのか、スケジュールを決めてみます。
そうすることで、何にどれくらい時間を掛けられるのか。
何時までに、宿題や準備が終われば、自由に使える時間が取れるのかが、把握出来ます。
お子さんと共有することで
『早くしないと、時間がなくなるよ』とお母さん一人が焦ってイライラするなんてこともなくなります。
やることと、スケジュールが把握できたら
チェックシートを作ると、漏れがないのでとってもおすすめです。
手書きや、パソコンなどで作ってみましょう。
チェックが揃うと達成感を味わえます。
また、全部出来たら、はなまるをつけてあげたり、シールを1枚もらえるなど決めてもいいですね。
チェックシート例
チェックシートを作る際のご参考にご紹介します。
こちらのチェックシートは、デクノブログさんが無料で提供してくださっています。
こちらのサイトで→デクノブログ無料でダウンロードして印刷出来ます。
お子様に合わせて、名前や項目のアレンジも出来ます。
こちらは、こどもの準備ボードという商品
終わったら、裏返します。楽しそうですね。
とっても参考になりますね。
100円ショップの
・マグネットがつくホワイトボード
・薄いシートタイプのマグネット
などを使って作って見ても楽しいですね。
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声掛けをする
ルールを決めたら、様子を見守ってあげましょう。
出来ていたら、いっぱい声掛けしてあげてください。
『お手紙出してくれて助かる~😄♡』
『時間割、一人で出来たね!! すごいねー!』
などなど、気にかけてもらえると嬉しくなってまた頑張れます。
もし、時間割も宿題もなかなか始めない時は、どうしましょう?
うっかり忘れているだけですので、思い出してくれるように
やさしく声掛けしてみましょう。
『帰ったら、一番目は何からするんだったっけ~?』(←笑顔で(笑))
甘えん坊さんは、お母さんと一緒にやりたい時もありますので、
『今日は、一緒にやろうか~♪』と楽しみましょう。
早く自分一人でやって欲しいなーと思う気持ちは、よくわかりますが、
いつかは出来るようになりますので、気長に、見守りましょう。
同じように育てたつもりでも、兄弟姉妹でも
一人でテキパキできる子、なんでも母親と一緒にしたい子、きっちり整理したい子、プリントが床に散らばっていても平気な子とそれぞれ全く違いますよね。
なんでこの子は~??と思ってしまうこともあるかもしれませんが
よそのお子さんや兄弟姉妹間で比べる必要は、ありません。
一人ひとりの、素敵な個性だと思って子育て楽しみましょう。
話が脱線しましたが
こうやって、片付けや準備が簡単にできる、仕組みを作ることで、学校の準備が自分で出来るようになり、忘れ物も減ります。
まとめ
お子さんの忘れ物が減る方法をお伝えしました。
忘れ物を減らす近道は
片付けや準備がしやすい【仕組み】を作ることです。
仕組み作りのポイントは
・一箇所にまとめる、置き場所を決める
・ルールを作る
・声掛けをする
・スケジュール、チェックシートを作る
習慣づくまで、1ヶ月ほど掛かると思いますが、根気よく気に掛けてあげましょう。
片付けや準備が一人で出来るようになった頃には、
計画的に行動する力、判断力、・決断力がついてきます。
また、自信がつき自己肯定感も上がりますので、応援してあげて下さい。
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