【整理のコツと手順】実際にお客様宅で行っているサポートでのやり方を大公開
こんにちは
熊本の整理収納アドバイザー ユミです。
整理収納Merry Life(メリーライフ)では、整理収納サポートというサービスを行っております。
これまで、片付けで悩んだり、苦手と感じているお客様のために
整理がはかどり、将来的には、おひとりで片付けが出来るようになる方法を
日々研究して改善し実践してきました。
おかげさまで、分かりやすく、スムーズに片付けられる方法を行いたくさんのお客様から感謝の声を頂いております。
さらに、片付けが楽しいと片付け好きになられたり、
数年経っても快適なお部屋を保てているとの嬉しい報告も頂いております。
今日は
✅ 本を見て何回も片付けたけど、上手くいかなかった
✅ モノが多すぎるから減らそうと思うが、捨てられない
✅ 何をどうすればいいか、分からない
✅ 今度こそ最後まで片付けられる方法を知りたい
✅ 片付けがつらい
とお悩みの方も、片付けの楽しさを知って頂きたいと思い
特別にサポートで行っている整理の方法と手順やコツをお伝え致します。
もくじ
整理収納サポートのお客様の実例
先ほどのお悩みは、サポートのお客様からもよくお聴きするのですが
サポート後は、
『なるほど! こうやって片付ければよかったんですね~』
『今まで、片付けられなかった理由が分かりました』と気づいたり
『自分が、こんなに片付けられるなんて思わなかった‼ 嬉しい~!』
『片付けって楽しい~!!』
『もっと片付けたい♪』と喜ばれて
自分でも驚かれるほど、片付けが出来るようになっていかれます。
ここで、整理収納サポートって何だろう?とお思いの方もいらっしゃると思いますので簡単に、ご説明します。
整理収納サポートとは
整理収納Merry Life(メリーライフ)の整理収納サポートは、
お客様のお宅に伺って、お悩みや希望や生活の様子をしっかお聴きして(カウンセリング)、整理と収納の作業をお客様と一緒に行います。
具体的には
①しっかり時間を掛けて、現在の様子やお悩みをお聴きします。
②そのうえで、どんな部屋にしたいか、どんな暮らしがしたいかなどお聞きして、目的や目標を明確にします。
③また、整理収納の基本が分かる、ミニ講座も行います。
④お部屋の様子を見せて頂き、収納スペースの測定をして、収納プランも検討します。
⑤整理をお客様と一緒に致します。
⑥収納をお客様と一緒に致します。
現状を確認して、目的を明確にすることで、頭の中でモヤモヤしていたことが整理されて、意識が変わります。
片付け方を知り、正しい手順で実践することで、片付けがスムーズに進みますので、楽しくなります。また自信もつきます。
そのため、サポート後は自然と片付けスイッチが入り
『サポートの夜に、ひとりで書類も片付けました!!』
『洗面所を片付けてみたら、上手くできました』
『リビングの引き出しを整理しました☺』と嬉しい報告を頂いたりします。
サポート前は
『片付けが苦手です』『やりたくない…』と言われていた方が皆さん、サポート後には片付け上手に変わっていかれるのです☺
そもそも、片付けって
やり方が分かってスムーズに進むと、とても楽しいことなんです!!
これまでは
やり方が分からなかったり
やり方が間違っていたから
思い通りに進まず、全然楽しくなかったのです。
ということで、実際にお客様が片付けられるようになった、整理の手順やコツを伝授致します。
一般的な整理の手順
それでは、今日の本題、整理の手順です。
一般的に本などに書かれている手順は
①出す → ②要・不要に分ける
ですが、私は、この手順は、
整理に慣れていない方には、難しく感じるのではないかと思います。
なぜなら、必要か不要か?で分けようとすると
壊れていないものや状態の良いモノは、
まだまだ使えるから不要品ではない
必要だ!と思ってしまいませんか?
この判断方法では、手放すことが難しくなってしまうのです。
今まで、要不要で判断していたけど、思うようにはかどらなかった方は、
私が整理収納サポートで行っている手順と判断方法をぜひお試しください。
片付けが、サクサク進むようになりますので、楽しくなりますよ!
【整理収納 Merry Life流 整理のコツと手順】
3ステップです
①全部出す
②種類ごとに分ける
③『使っているモノ』と、『使っていないモノ』に分ける
コツは、
◎先に種類ごとに分けること
◎要か不要と感覚で判断しないで、実際使っているかどうか、事実に基づき判断することです。
詳しく手順に沿って、ご説明していきます。
①全部出す
今日片付けたい場所を決めて、収納スペースからモノを全部出します。
【ポイント】
・テーブルの上や、床に出します
整理収納サポート実例 (※写真の無断転用をお断りいたします)
・床に出す場合は、シートや新聞紙を敷くと傷や汚れ防止になります(気にならない時は敷かなくてもいいです)
・ひとりでする時や時間がないときは、スペースを区切って少しづつやってみましょう。
引き出し1段分、カトラリー(箸やスプーン)だけなど
システムキッチン 小引き出しを全部出し
なぜ全部出すの?
出さないで、入ったまま、不要なモノを抜けばいいのでは?
と疑問が生まれると思いますが、実は出してみることが整理、収納の成功、リバウンド防止のコツなんです!!
モノって収納に入ったままでは、本当の量が分かりません。
全部出してみると、『よく今までこんなに入っていたな~』と信じられないくらいの、モノが並びます。
整理収納サポートでは、お客様と一緒に、システムキッチンからすべてのモノを一斉に出すのですが、ものすごい量です!!
想像をはるかに超えたモノの量に、お客様は、茫然とされています。
『こ、こんなに入っていたのですね…..。』と。
(『本当に、今日中に、片付くのだろうか』と不安そうです☺。もちろん必ず片付けてしまってから帰りますのでご安心を)
全部出す作業は、面倒で大変かもしれませんが(私は、出す作業も楽しくて仕方がないのですが)、ここで、一生に一度のつもりで、頑張って全部出してみましょう。
モノが並んだ様子を眺めることで、初めて本当のモノの総量と向き合うことが出来ます。
所有量を、俯瞰すると、我が家はモノが多すぎるのではないかと、
客観的に判断することが出来ます。
俯瞰して、現実を知り、ショックを受けることが、整理する時の決断が早くなりとても捗ります。
また、今後の買い物の仕方やモノの持ち方への意識が変わり、リバウンドを防ぐという絶大な効果があるんです。
サポート時は、私とお客様の二人で行いますので、一気に出しますが、
おひとりでされる場合は、無理されずに引き出し1段から始められるとよいかと思います。
引出し1段分を同じ手順で行ってくださいね。
全部出すと嬉しいことが♪
全部出すと
探していたものが見つかったり
場所によってはお金が出てきたりと嬉しいことも起こります。
サポート時にも、心当たりのないお金の入った封筒が出てきたり、ずっと見つからなかった友達に借りていたゲーム機が出てきたり、学校に提出しないといけない書類が出てくることもよくあります。
掃 除
全部出したら、引き出しや棚の中を水拭きしてください。(ウエットティッシュなどでもO・Kです♪)
空っぽなのでモノを動かす必要がないので、さっと拭けます。
きれいさっぱり、長年の汚れが取れると気分爽快です。
今まで、引き出しの中が汚れていても、平気だった方も
整理がすべて終わり、いざ厳選したものを引き出しに収めようという段階になると
なぜか、汚れたままの引き出しには、モノを入れられなくなるんです。
逆にきれいにしておくと、どうでもいいモノは入れたくなくなり、スッキリした気持ちのいい収納が完成します。
相乗効果があるんですね!
②種類ごとに分ける
出したものを、種類ごとにざっくり分けてみます。
出すときに、分けながら置いていくと効率的です。
きっちり分けなくても、大丈夫。
整理収納サポート実例 (※写真の無断転用をお断りいたします)
システムキッチンの例でいきますと
・鍋類
・フライパン類
・キッチンツール(お玉、菜箸など)
・下ごしらえの道具(ピーラー、スライサー、計量スプーンなど)
・洗う、後片付け(洗剤、スポンジ、ゴミ袋)
・消耗品(ポリ袋、ジッパー袋、キッチンペーパーなど)
・調味料
・食品のストック などなど
それぞれ、種類ごとに分けてみて下さい。
種類ごとに分けてみることで、気づけることが多くあります。
「なべが7つー!! 多すぎですね(笑)」
「お玉が5本もある! こんなにあったんだ。知らなかった・・・」
「ケチャップのストックが4本も出てきた‼ あるか分からなくてつい買ってしまってました」
「計量スプーン大さじは、いっぱいあるけど小さじがない」
サポート時にも、大いに盛り上がるシーンなのですが(笑)
皆さん、持っていること自体を忘れていたり、多く持ちすぎていたことに気づいたりと、想像と違うことに驚いたり軽いショックを受けたりされます!
でも、落ち込まなくてもいいんです。
頑張って全部出して分けたお陰で、気づけたことが素晴らしいのです。
これからの買い方、持ち方、整理の考え方が、がらりと変えられるチャンスを手に入れたんです!!
次に、種類ごとに見ていきながら、残すものと手放すものに分けます。
③『使っているモノ』と『使っていないもの』に分ける
一般的に、要か不要に分けましょうと言われていますが
必要か不要か?で分けると
・まだ使える
・買った時、高かった
・いつか使うかも
・もったいない と
壊れていないものは、ぜーんぶ必要!!と判断してしまいます。
でもこれって、モノを中心に判断している状態なのです。
そこで
視点を変えてみましょう。
あなたは、『今』実際にそれを
使っていますか?
使いやすいですか?
とても気に入っていますか?
思い入れがあって、これからも大切にしていきたいですか?
それとも、本当は使いにくいけど我慢して使っていませんか?
気に入ってはいないけど、もったいないからと、取っていませんか?
あなたを中心に、使っているか、使っていないかで判断してみて下さい。
あなたの家の主役は、
モノではなくて、あなたなのです。
正しい分け方
『使っているか』
『気に入っているか』 で判断
使っているモノ、気に入っているモノ ➝ 残 す(要)
使っていない、気に入ってないモノ ➝ 手放す(不要)
使っている
使っていない
迷うモノ
迷ったら➡ 一旦保留ボックスへ!
段ボール箱で保管(期限を決めて)
迷うものは、無理して手放さなくても大丈夫!!
1週間、または1ヶ月など期限を決めて保留ボックスに入れておきましょう。
期限が来ても、一度も取り出さなかったものは、手放しても困らないモノではないでしょうか。
手放すのがつらいモノ
使っていないけど、手放すのがつらいモノは、思い出があるからではないですか?
思い出の品は? ➡ 大事な思い出の品は、無理して手放さなくてもOK!
整理していて、思い出の品がでてきたら、
まだ、整理しないで、一旦、1箇所にまとめておいてください。
思い出の品の整理は、難易度高めです!!
最初の段階で、思い出品の整理に手を付けると、懐かしくて何時間も思い出に浸ってしまい、時間が足りなくなってしまいます。
思い出の品が、出てきたら、1カ所にまとめておくだけにしましょう。
思い出の品は、家のあちこちから、出てきますので最初に、
【思い出】とマジックで書いた大きな紙袋を準備しておかれると、他のモノに紛れることも防げます。
思い出の品は、家中が片付いてしまってから、スッキリした空間でゆっくり整理に取り掛かると上手くいきますので、楽しみにとっておきましょう。
まとめ
1 全部出して
2 種類ごとに分けて
3『使っているモノ』と、『使っていないモノ』に分ける
☆迷ったら、保留箱へ
☆思い出品は、ひとつにまとめておき、最後にゆっくり整理しましょう
☆最初は、小さなスペースから始めてみましょう
片付けで一番大事な、ステップ【整理】
時間も一番掛かりますが、整理がきちんとできれば収納はとっても簡単なので、楽しみながら取り組んでみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
こちらも合わせてお読みいただけると、より分かりやすいかと思います。
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